学会まで時間がなく焦る西崎は焦っていて、高階にプレッシャーをかけます。順調にスナイプ手術が行われず、論文が学会誌にも載ってないからです。一方スナイプ手術を2度失敗している高階は東城大での地位が危うられておりピリピリしていたが、3度目のスナイプ手術が決まります。
学会理事選向けてのインパクトファクターを得るために西崎は、スナイプの論文を高階に書かせるために必死で、高階もそれに応えようとしてました。そんな様子を見ていた世良は高階に論文の手伝いをかって出ます。
三例目のスナイプ手術希望者、隼人はかなり難しい心臓であり、高階はスナイプ手術を断ってしまいます。佐伯は渡海にスナイプ手術をするように言い、渡海はそれを快諾します。佐伯は高階に渡海の助手に入るように言い、渡海と高階はシミュレーションをしようとしますが、渡海はそれを断り手術まで一度もスナイプを触る事なく手術を迎える事になります。
開胸して手術を始めようとすると、渡海はいきなりスナイプ手術の中止を決めます。佐伯の指示で、心筋を調べるように言われる高階。調べてみると、隼人の心尖部の心筋がかなり薄く、スナイプを挿入するにはあまりにもリスクの高い事が分かります。渡海は一瞬でその事を見破り、手術を中止したのでした。
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西崎は隼人のスナイプ手術を中止する事を許さず、高階は通常のスナイプ手術とは違ったアプローチで出来ないか、世良と共に探します。何度も試して、遂にスナイプを挿入するルートが見つかりました。早期のスナイプ手術を希望する隼人に、渡海は以前あったスナイプ手術のトラブルを患者の前で言ってしまいます。
高階は渡海に詰め寄り、患者を脅しているのか、足の引っ張り合いは辞めましょうと言い、スナイプの挿入角度を指示した紙を渡しますが、渡海はそれを捨ててしまいます。何て事をするんだ、と言う高階に渡海はスナイプの挿入角度を言い当てます。その角度は高階と世良が実験の結果見つけた挿入角度でした。
隼人はスナイプ手術を最初は拒否しますが、西崎の説得によりスナイプ手術を決行する事に決まります。佐伯は高階を呼び出し、西崎はスナイプを理事長選の道具にしか見ていない、そんな西崎を捨ててスナイプ手術の技術と共に東城大へ来ないか、と誘います。
一方佐伯式で手術を受ける予定になっていた楠木は、手術前に冠動脈の検査を受けるように佐伯に言われます。次の日にその事を知った渡海は、すぐ楠木の検査をするように世良に言います。佐伯が不在の日に、隼人の2度目のスナイプ手術が始まります。渡海はスナイプ挿入を始めますが、楠木がショック状態になり、緊急で手術をしなければならない事になります。高階はスナイプ手術を続行する事を希望しますが、楠木を助けるためには渡海の手術が必要でした。そんな状態で渡海は、どっちを助ける?いやどっちを殺すか決めろ、と世良に言います。
そんなこと出来ない、と言う世良に渡海は俺はどっちも助ける、と言い、高階に手術を変わるように言います。最初は断る高階でしたが、この中にお医者様はいませんか?と言う渡海の言葉に高階は決断しスナイプ手術を続行する決断をします。
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渡海は隣の手術室に楠木を運び、正常とは違う部位を切開した上で楠木の心臓の手術を行います。そして高階のスナイプ手術を見ながら楠木の手術も行います。楠木の手術はかなり難しいものでしたが、渡海は難なくこなしていきます。しかし楠木のバイタルは戻らず、佐伯式での手術が必要な状態と判断されます。周りが佐伯式の手術の準備を始める中、渡海は待て、と言います。
高階はスナイプ手術を変わったものの、途中までしかスナイプ手術を行う事が出来ません。そこに渡海が現れて、途中で変わると言います。そして楠木にスナイプ手術をやるように言うのでした。高階は最初は断りますが、渡海は執刀医の命令だ、と言い、高階はそれに従います。渡海は高階に楠木のスナイプ手術をさせるために、通常とは違った方法で胸部を切開して手術をしていたのでした。
隼人のスナイプ手術は渡海が行い、楠木のスナイプ手術は高階が行う、と言う二例同時のスナイプ手術が続行される状況の中、どちらともスナイプ手術は完了し成功します。西崎は高階のことを褒め、高階も西崎に忠誠を誓うのでした。
渡海はいつもの場所で胸部のレントゲンにペアンが写っているレントゲン写真を見ながら、そろそろか、と言います。楠木が退院する事を世良が伝えに来ると、その写真を隠して渡海は見送りに向かいます。
楠木は裏口から退院していき、その理由を高階は佐伯に問いかけます。楠木は外科学会の関係者であり、どこで手術を行うか明らかになると理事長選に影響するから隠れて入院していた事を高階は知ります。そして外科学会の関係者が西崎ではなく、佐伯を選んだ事実をどうとるか?と高階に問います。