西郷どん19話感想「愛加那」とは何を意味する？とぅまとの関係は？

この記事では、西郷どんを見逃してしまった、またはもう一度みたい人のために、

西郷どんのあらすじと感想、そして見逃し配信動画を見る方法についてお伝えします！

この記事では、2018年5月20日（日）20時放送、西郷どんの19話の感想を書いていきます。

西郷どん 19話 あらすじ＆感想ネタバレ＆次回予想

西郷どん 19話　あらすじ

吉之助（鈴木亮平）が奄美の島に到着して数カ月が経とうとしていた。島の住人に混ざって農作業をする姿が、そこにはあった。薩摩から吉之助への贈り物の米を子どもたちに分け与える吉之助。少しでも、豊かな生活を村民にしてもらいたいとの願いからだった。

吉之助は長老の龍佐民（柄本明）に、鉄の車輪を作るべきだと助言する。貧しい村の生活では、効率のよい農作業はできないからだ。だが、余計なことをしないで欲しいと佐民に懇願される。村民はどこまでいっても貧しいままで、夢を見させないでほしいという気持ちからである。吉之助は薩摩藩に戻る人物で、いつまでも村の人物と認められていなかった。

そんななか、佐民ら奄美の村民はサトウキビを隠しもっているという嫌疑がかけられる。少しでも多くのサトウキビを取り立てたい代官所の陰謀だが、佐民らは連行されるのだった。

西郷どん 19話　感想・ネタバレ

吉之助が奄美に移ってからというもの、政治的な話からホームドラマみたいな展開になってしまいました（笑）言っても、吉之助の身分は流人ですからね。奄美大島に流されても、することはなんにもないのですね。もちろん薩摩藩での身分は武士ですし、前藩主の斉彬の家来なので無碍な扱いをされるわけではありません。やることのない吉之助は、畑仕事をしたり島の子供に学問を教えたりしています。薩摩藩は江戸時代には武士の最も多い藩でしたので、吉之助のような下級武士はほとんど職がなく農民とあまり変わらない極貧生活を送っていたわけですね。農民寄りなので奄美で農業をしてもあんまり違和感を感じませんね。

もう一点付け加えると、薩摩藩の武士は、子供の頃から全員学問を習わせる習慣がありました。吉之助が奄美の子どもたちに学問を教えるシーンを見て、「吉之助は相撲の強い体育会系の人物なんじゃないの？」と思うかもしれません。しかし、下級武士の吉之助でも学問を教えるくらいのことはできたわけですね。

とはいえ、吉之助が奄美の村民の生活をよくしようと努力しても、限界があるのですね。長老の佐民が、「余計なことをしないでくれ」と言うのもわかります。江戸で幕府体制がボロボロになりつつあって時代が変わると意識していた吉之助と、そのような中央の動きを知らずにそのまま搾取される生活が続くと思っていた奄美の村民とでは、あまりにも見えている世界が違ったということでしょうか。

ともかく、薩摩藩の財政はサトウキビによって支えられていたのですね。前々藩主の成興時代は琉球の闇貿易で儲け、サトウキビの生産でも儲けていたわけです。言ってしまえば、斉彬が軍需工場を作れたのも、薩摩藩の軍事費が他の藩と比べて圧倒的だったのもこういう背景があるわけですから、吉之助の立場も難しいのですね。藩の財政に支えられたから吉之助が出世できたというのは言いすぎかもしれませんが、単純に「取り立て＝悪」とも言えないでしょう。もっとも吉之助は、菊池源吾として生活しているみたいですが（笑）

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ドラマでは、奄美の村民のために動いている吉之助に惹かれてとぅま（二階堂ふみ）が求婚するという話でした。とぅまが「アンゴにして欲しい」と言ったときに、吉之助が間を置いたので、「一度結婚してる身じゃけぇ」なんて言い出したりしないかハラハラしました（笑）そういえば、吉之助を好いていた糸も嫁いだままいない人扱いですね（笑）

「愛加那」というのは、とぅまが本編で言っていたように、薩摩藩の要人（流人）のアンゴになったときに決められる名前のことですね。「〜加那」と名乗らないといけないので、吉之助が「とぅま加那」にしようと言い出しますが、とぅまでなくても嫌ですよね。なんか「とぅまかな？」って名前を確認しているみたいですし（笑）もっとも愛加那も「愛かな？」って聞いているみたいですが。

このシーンを見たときに、第五話のジョン万次郎の回を思い出しました。髭面の怪しい日本人ジョン・マンが吉之助や正助や糸にLOVE（愛）の重要性を説くシーンですね。お見合い結婚が普通だった時代に、恋愛で吉之助ととぅまが結ばれる（史実は知りませんが）。もっとも愛加那の愛がそこに由来しているわけじゃありません（笑）でも、第五話のエピソードが今回の話から逆算しているかもしれないとちょっぴり思いました。

西郷どん 20話（次の放送分）予想してみた

ひとまず吉之助ととぅまとの生活シーンはおあずけでしょうか。正助（瑛太）が登場します。囲碁を打っている相手は、島津久光（青木崇高）でしょうか。正助は久光に擦り寄って、吉之助みたいに出世したいと考えているのでしょうか。

あと雪のシーンで、井伊直弼（佐野史郎）が登場しますね。何かあったのでしょうか。

次回も西郷どんから目が離せません。

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